メガネモチウオ（ナポレオンフィッシュ）
Cheilinus undulatus

–大きさ–
全長　2m
最大で全長：229cm 重量：191.0 kgの記録がある。
ベラ科の中で最も大きくなる種である。
–色–
成長によって体色を変化させる。
小さい個体（幼魚・メス）の体は淡い黄・水色で頭部に青い模様があり
大きい個体（オス）は全体が黄褐・青緑色で頭部に模様がある。
–形–
成長すると前頭部がこぶ状に前に突き出てきます。
その形がナポレオンの軍帽に似ることから「ナポレオンフィッシュ」とも呼ばれています。
また和名は目の近くの黒い横線が眼鏡をかけているように見えることから
「メガネモチウオ」と呼ばれています。
側線有孔鱗が47-53である。

側線有孔鱗とは
魚には側線という水圧や水流を感じとる感覚器官があり、側線にある鱗の孔（あな）のことを言います。

-どこにいる？-
インド洋から太平洋の熱帯海域に生息しており、日本では琉球諸島で確認されています。

-どんな魚？-
軟体動物・魚、甲殻類などを主に食べています。
またオニヒトデ、ウニ、ハコフグと言った有毒生物を捕食する数少ない魚です。
昼間はサンゴ礁や海底付近で生息し、夜間は岩陰などで休んでいます。

-毒-
個体によってはシガテラ毒が報告されている為、食べる際は注意が必要です。